2022年7月8日、奈良県の奈良市で街頭演説中の安倍晋三元首相が銃撃される事件が発生し、メディアで大きく取り上げられています。
今回逮捕された、山上哲也容疑者は、安倍元首相を狙った理由に
「恨んでる宗教団体と(安倍元首相の)関係が深かったから」
と供述しているようです。
今回の記事では、
- 山上哲也の犯行動機
- 山上徹也容疑者と母親の所属宗教団体は「統一教会」の噂
を調査していきたいと思います。
【犯行動機】山上哲也は母親の自己破産で大学中退していた?
山上容疑者の犯行動機は、母親がのめりこんだ宗教団体に恨みがあったとされています。
「母親が宗教団体にのめり込み恨みがあった。団体と元首相がつながっていると思ったから狙った」という趣旨の供述をしていることが9日、捜査関係者への取材で分かった。
引用:日刊スポーツ
なぜ山上哲也容疑者は、恨みを持っていた理由は2点挙げられます。
- 母親が多額の寄付金をしていた
- 宗教のせいで大学を中退?
理由①母親が多額の寄付金をしていた
1つ目の理由は、山上容疑者の母親はかなりの寄付金を統一教会にされており、家族が崩壊したきっかけにもなっているようです。
山上容疑者の母親がかつて統一教会の信者であり、大量の寄付をしていたこと、おそらくはそれが理由で2002年8月21日に破産宣告を受けていることが明らかになっており、家族が崩壊したことへの何らかの恨みを統一教会と安倍氏にぶつけた可能性がある。
引用:文春オンライン
この破産が親子の関係性の悪化が原因になったと言われています。
文春の記事によれば、山上徹也容疑者の母は、1999年に祖父の家を売り払い、2002年には自己破産しています。
「まだ幼い頃に父が亡くなり、母方の祖父が住む家に引っ越してきました。1人、まだよちよち歩きの妹がいて、よく祖父と家の隣にある空き地で、ラジコンで遊んでいた姿を覚えています。祖父は会社を経営していて風格のある人でしたが、この時ばかりは柔和な顔をしていて微笑ましい光景でしたよ。家の中にも妹のことを呼ぶ声が聞こえてきてね……。
だけど、お兄ちゃん(山上容疑者)のことは見た記憶がないんです。何でも後から聞いた話では、引きこもりだったらしく、家を全然出たがらない子だったようです。父親に先立たれた後、頼りの祖父も亡くなり、母は隣町へと引っ越しました。苦労を重ねる生活だったと思います」
引用:文春オンライン
祖父と父を亡くして経済的に苦しむ一家だったが、
家庭がうまくいかなくなった理由の1つは、母と子の宗教をめぐる対立にもあったようです。
山上徹也容疑者の母はある宗教団体に所属していて、その影響もあり会員となりましたがほどなくして脱会しています。
その後、山上徹也容疑者は母の宗教団体の分派の団体に所属していたようですが、母が所属する団体を恨んで対立が生まれたようです。
理由②宗教のせいで大学を中退?
山上哲也容疑者が宗教団体へ恨みを買っていた一つには、
母親の自己破産によって大学を中退せざるを得なくなった
ことも理由に挙げられています。
山上哲也容疑者は関西の名門私大である、同士社へ現役合格しているという噂があります。
ただ、山上徹也容疑者の経歴を確認すると、2002年海上自衛隊に入隊しています。
これらの情報を合わせると、
- 1999年:高校卒業後、同士社へ大学にストレートで進学
- 2002年(大学3年時)中退
- 2002年:海上自衛隊に入隊
- 2005年8月:海士長の階級で退官
ということになります。
母親が破産したのも2002年。
2002年大学3年のときに母親の自己破産によって大学を中退せざるを得なくなった、と時系列は一致しますね。
2005年8月には、海上自衛隊に退官していますが、その後職を転々とし、直近では材派遣会社などで働いていたという山上哲也容疑者。
当初は勤務態度も真面目でトラブルを起こすこともありませんでしたが、
半年を過ぎたころから仕事のやり方に対して手順を守らない、仕事中に口論になる、上司に反論するなど、トラブルが目立つようになッタといいます。
母親とも険悪になり、仕事でも上手くやれない。
年齢を重ねてもどんどん状況が悪化する一方の自分に焦って、深みにはまっていった山上徹也容疑者の姿が目に浮かぶような気がします。
山上徹也と母親が所属した宗教団体は「統一教会」?
犯行動機ともなっている母親の宗教団体。
この山上容疑者と母親が所属していた宗教団体は、統一教会であることが明かされています。
山上容疑者の母親がかつて統一教会の信者であり、大量の寄付をしていた
引用:現代ビジネス
統一教会の正式名称は”世界平和統一家庭連合”で、一般的に統一教会と略して呼ばれています。
統一教会と安倍晋三氏との繋がりは以前から取り上げられています。
バリバリの統一教会系イベントにビデオで登場した安倍前首相は、約5分間にわたってスピーチ。開口一番、にこやかにこう挨拶したのだ。
(省略)
安倍前首相と統一教会は切ってもきれない親密な関係にあり、安倍前首相の祖父・岸信介が統一教会と政界をつなぐ役割を果たした「国際勝共連合」の設立に関与していたことは有名な話。さらに、安倍前首相自身も官房長官時代の2006年にはUPFの合同結婚を兼ねた集会に祝電を送ったことが発覚。全国霊感商法対策弁護士連絡会が「統一教会の活動にお墨付きを与える遺憾な行動だ」として安倍氏に公開質問状を出すなど問題となっている。
引用:exciteニュース
取り調べに対し山上徹也容疑者は
- 『団体に恨みがあり、安倍元首相と団体がつながっていると思い込んで犯行に及んだ』
- 『そのせいで家族がバラバラになった』
- 『家を破産させられた』
このように述べているようです。
記事によれば、母親は現在もこの団体の現役信仰者だそうです。
母親は熱心な統一教会の信者で、今も現役のようだ。山上容疑者は母親と統一教会の関係が家庭崩壊につながったと憎悪を募らせ、犯行に及んだと供述している。母親については調べを進めているが、かなり熱心な信者であったとみられる。
引用:現代ビジネス
消して犯行動機として許されるものではありませんが、
母親の宗教でのトラブルに、山上哲也容疑者は長年悩まされていたことが伺えますね。
まとめ
今回の記事では、
- 山上哲也の犯行動機
- 山上徹也容疑者と母親の所属宗教団体は「統一教会」の噂
を調査していきました。
現在の報道の情報をまとめると、
山上哲也容疑者は、恨みを持っていた理由は以下の2点挙げられるようです。
- 母親が多額の寄付金をしていた
- 宗教のせいで大学を中退?
母親の宗教問題に悩まされていたことが伺えますが、消して犯行動機として許されるものではありませんね。